皆さんは「アプリ甲子園」を知っていますか?
甲子園って言うくらいだから、アプリの大会かな?
2020年から小学校でプログラミング教育が必修化となりました。
これからさらにプログラミング関連のイベントに注目が集まることが予想されます。
今回は、プログラミングに興味を持ったら目標にしたい「アプリ甲子園」についてご紹介します。
この記事は2021年1月20日に「こそだてアプデ」からお引っ越ししました。
アプリ甲子園とは
アプリ甲子園とは、2011年から始まった中高生向けのスマートフォンアプリのコンテストです。
クリエイティブは、君の中にある
アプリ甲子園は
「クリエイティブは、君の中にある」
をキャッチコピーに、プログラミング能力だけでなく、クリエイティブな力を発揮するために開催されています。
アプリ甲子園では、クリエイティブな力として4つ挙げています。
自分の生活をもっと楽しくする力
近くにいる家族や友人を助ける力
学校のみんなをもっとワクワクさせる力
世界中の人の人生を変える力
アプリ甲子園より一部抜粋
日常生活で感じた何気ないことが、すべてクリエイティブな力として役立つ可能性がありますね。
企画から実装まで
アプリ甲子園では、アプリの企画から実装までを自身で行います。
まず、どんなアプリを作りたいのか、なぜ作ろうと思ったのか考えます。
次に、アプリを作るためにどんな技術を使うのか、難易度や取り入れやすさも考慮して選んでいきます。
そして、実際にプログラミングをし、テストを繰り返してアプリを完成させます。
プレゼンでアピール
アプリ甲子園では、プレゼンテーションで自分が開発したアプリをアピールします。
みんなが使ってみたいと思えるようなプレゼンができるように構成を練ります。
部門は2つ
アプリ甲子園では、現在2部門に分かれてコンテストが開催されます。
- 開発部門
- デジタルアートパフォーマンス部門
今回は開発部門について、さらに見ていきましょう。
アプリ甲子園の開発部門
開発部門では、スマホアプリの企画から実装まで行い、その成果を審査します。
選考対象のOS
選考の対象となるOSは3つ。
- iOS用アプリ(iPhone,iPad,iPod Touch)
- Android OS用アプリ
- Windowsphoneアプリ
実際に決勝大会で発表されているアプリを見てみると、iOSとAndroidがほとんどです。
また、OSもバージョンの指定があるので、対応できるように気を付けて開発をします。
アプリ甲子園に応募するアプリは、原則、App StoreやGoogle Playなどのマーケットにリリースしてから約1年未満のものになります。
なお、リリース前のアプリでも応募できます。
作品テーマは基本自由
開発するアプリの作品テーマは基本自由となっています。
テーマがあったほうが作りやすい人は、アプリ甲子園の大会概要にあるテーマをヒントに作ってみましょう。
- 学校で役に立つもの
- みんなの元気が出るもの
応募資格
アプリ甲子園へは、18歳未満の人が応募できます。
主に、
- 中学生
- 高校生(高等高校)
- 高専生(高等専門学校)
を対象としていますが、小学生でも応募が可能です。
グループでの応募もできます。
ただし、グループで作業したことに対する評価はありません。
あくまでも、アプリケーションに対する評価となります。
審査基準
開発部門では、企画力と技術力をもとに最優秀作品を決めます。
さらに細かく5つの観点で審査します。
- UI・UXデザイン(企画力・技術力)
- 独創性・新規性(企画力)
- 消費者支持度(企画力)
- 実装力(技術力)
- 技術チャレンジ(技術力)
大会スケジュール
※例年の流れ
7月、8月:作品受付
9月中旬:1次結果発表
10月頃:2次選考会、決勝大会進出者発表
10月下旬:決勝大会
選考の流れ
1次選考
提出した情報をもとに上位30組を選抜します。
1次選考の結果が発表されるときに、応募者全員に対してアイディア面と技術面のフィードバックが実施されます。
1次選考で無事に2次選考へ進出したら、フィードバックをもとに修正をしていきます。
2次選考
2次選考は、選考会が行われます。
審査員の前でプレゼンテーションを行い、上位10組を選抜します。
2次選考の結果が発表されるときは、技術面とプレゼンテーションについてフィードバックが実施されます。
2次選考で無事に決勝大会へ進出したら、フィードバックをもとに修正をして、決勝大会に向けた最終調整を行います。
決勝大会
決勝大会では、今までの成果をプレゼンテーションします。
その場で審査員からの質問に答えたりもします。
決勝大会当日に、審査員からフィードバックを受けます。
小学生が決勝に進出したことも
アプリ甲子園は、中学生と高校生がメインの大会ですが、過去には小学生が決勝に進出したこともあります。
クリエイティブな力は日常生活にたくさん秘めているので、小学生の純粋な疑問や柔軟な発想が有利になるときもあります。
私は過去にアプリ甲子園の決勝大会を見たことがあります。
小学生は特に「小学生なのにすごい」と印象に強く残りました。
アプリ甲子園に挑戦しよう
今回は、アプリ甲子園というアプリコンテストについてご紹介しました。
プログラミング技術はもちろんのこと、プレゼン能力も向上されるのでチャレンジしてみるのがおすすめ!
プログラミング教育をしていく中で子どもがプログラミングに興味を持っていたら、アプリ開発に挑戦してみませんか?